『ちいかわ』作者もアカウント開設! 「ポストX」と話題のSNS「ブルースカイ」の特徴は?

「Bluesky」登録画面

Xの対抗SNSとして注目を集めるSNS「Bluesky(ブルースカイ)」。これまで既存ユーザーから招待を受けなければアカウントを開設できませんでしたが、2月6日(火)に招待制が廃止され、現在では誰でも登録できるようになりました。Xでは「ブルースカイ」の関連ワードがトレンド入りし、X発の人気マンガ『ちいかわ』の作者であるナガノがアカウントを開設するなど、連日大きな盛り上がりを見せています。

■「ブルースカイ」とは?

「ブルースカイ」は、Twitterの共同創業者にして元最高責任者であるジャック・ドーシー氏らが提案した分散型SNS。文章や画像の投稿機能のほか、他ユーザーの投稿を一覧表示&リポストできる機能を搭載しており、表示画面がX(旧Twitter)に似ていることから、「ポストX」「次世代のSNS」として大きな注目を集めています。

そして、これまで「ブルースカイ」を利用するには、既存ユーザーから招待を受ける必要がありましたが、2月6日(火)に招待制が廃止され、誰でも利用することが可能に。これまで「招待コードがないからあきらめていた」というユーザーが相次いでアカウントを開設していきます。

中でも『ちいかわ』の作者であるナガノがアカウントを開設し、新規イラストを投稿したことで、その注目度が加速。イラストを見たいユーザーが次々とアカウントを作成・登録したことで、ナガノのフォロワーは現時点で10万人を超えています。

ちなみに「ブルースカイ」の公式発表によると、招待制を廃止してから1日で80万人以上のユーザーがアカウントを開設し、累計ユーザー数は400万人を突破。また、1秒あたり平均8.5件の新規アカウントが作成され、過去24時間で200万件以上の投稿がポストされたことが明かされました。

■登録方法や「X」との違いは?

そんなポストXとして注目を集める「ブルースカイ」を実際に登録してみることに。アカウントを作成する方法は大きく3ステップで、電話番号を登録してSMS認証を行い、最後に興味のあるトピックなどを選択するだけでOK。10分もかからずアカウントを手に入れることができました。

登録後、表示画面を開いてみたところ、シンプルな表示が初期のTwitterとかなり似ています。個人的には、ガラケーでTwitterを使っていた時代に帰ったような不思議な感覚を覚えました。

使用感もほぼTwitterと同じで、300文字までのテキスト、写真、動画を投稿可能。現時点では広告が流れてこないこと、そして現Xで問題視されているスパムや「インプレゾンビ」と呼ばれるインプレッション稼ぎ目的のリプライが飛び交っていないため、かなり快適に利用することができます。

一方、課題となるのは「アカウントを非公開にできない」ことと「リストやブックマーク」などの機能がないこと。いずれも致命的な要素ではないものの、非公開にして気の知れたユーザー同士で投稿を楽しんだり、お気に入りのポストを後から見返したい人も少なくないことを考えると、今後改善されてほしいポイントといえそうです。

とはいえまだ招待制が廃止され、誰でも利用できるようになってから数日しか経っていません。今後どのように進化していくのか、そして本当にポストXとなりえるのか注目です。

引用:「bluesky」公式X(@bluesky)、「ナガノ」公式bluesky(@ngntrtr.bsky.social)

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