アイアンショットは歴代覇者トップ 松山英樹はシェフラー、クラークと同組

予選ラウンドはシェフラー、クラークと同組(撮影/谷口愛純)

◇米国男子◇WMフェニックスオープン 事前(7日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)

松山英樹が2016、17年と連覇を果たした大会が8日(木)に開幕する。予選ラウンドは、松山は前週「AT&T ペブルビーチプロアマ」優勝のウィンダム・クラーク、世界ランク1位のスコッティ・シェフラーと同組になった。

シェフラーは22、23年大会を制し、松山に続く史上6人目の連覇を果たしている。大会2勝の2人とあって、当地における相性の良さは数字にも表れた。

平均スコアは松山が「68.14」で、シェフラーが「67.36」。本大会で10ラウンド以上プレーした選手を対象としたランキングではシェフラーが歴代1位、松山が5位に入った。

大会におけるストロークゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(グリーンを狙うショットのスコア貢献度)では、17年大会での松山の「+4.72」が歴代覇者の中で1位、16年大会の「+4.16」は5位にランクインしている。23年のシェフラーが「+4.25」で4位と、同組2人のアイアンショット勝負が見どころの一つとなりそうだ。

ちなみに、クラークは23年の10位が大会ベスト。前週「AT&T―」の3日目には大会コース記録「60」をマークするなど、好調を維持して自身6度目の大会に挑む。

黒宮コーチと調整(撮影/谷口愛純)

松山はことしで11度目の出場。この日は予定していたプロアマが荒天で中止となり、練習に打ち込んだ。午前11時頃にコースに入ると、途中で悪天候による中断を挟みながら午後3時30分まで調整。大会3勝目をかけて開幕に備える。(アリゾナ州スコッツデール/谷口愛純)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン