秋田市の倉庫のクマ 8日は麻酔の使用を試みるもクマの位置が分からないため使用できず 侵入確認から54時間以上経過するも捕獲断念

6日に秋田市の倉庫に入り込んだクマは、侵入の確認から3日が経った8日も市や警察、猟友会が捕獲を試みましたが、捕まえることはできず、午後5時15分に8日中の捕獲を断念しました。

クマが倉庫に入り込んだのは、秋田市御所野湯本にある運送会社が所有する倉庫です。警察によりますとクマは体長およそ1メートルで、6日の午前11時半ごろから倉庫の中にいて、侵入の確認からすでに54時間近く経っています。

侵入から2日目の7日午前9時過ぎには市や警察、猟友会が捕獲に向けて倉庫内にわなを運び込み、カメラも設置して監視しましたが、8日の午前中の段階でクマはわなにかかりませんでした。8日午後には麻酔を使っての捕獲を試みたものの、クマの位置が確認できなかったことから麻酔の使用には至りませんでした。

市、警察、猟友会は、午後5時15分に8日中の捕獲を断念し、市が9日の午前8時半に倉庫に設置したカメラでクマとわなの状況を確認し、わなにかかっていなかった場合は関係者で対応を協議することにしています。

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