キエーザとユベントスの契約交渉は停滞、夏にプレミアリーグ行きの可能性も

去就が不透明になりつつあるFWフェデリコ・キエーザ[写真:Getty Images]

ユベントスのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(26)は、今夏の移籍市場で移籍する可能性があるようだ。

2020年夏にフィオレンティーナからユベントスへ加入したキエーザは、2022年1月に負った左ヒザ前十字じん帯断裂の大ケガからも復活。今シーズンはセリエAで18試合6ゴール2アシストの成績を残し、2位につけるユベントスの主力として活躍している。

一方で、ユベントスとキエーザの現行契約は2025年6月までとなるが、延長に向けた交渉に進展はなし。イタリア『トゥット・スポルト』によると、キエーザ側が現行契約である年俸500万ユーロ(約8億円)からの昇給を求める一方で、クラブ側はそれに応じる余裕がないことから、話し合いは平行線をたどっている。

このまま進展がなければ、今夏の時点でキエーザの契約は残り1年に。ユベントスはフリーでの退団だけは阻止したい意向であり、キエーザへのオファーに耳を傾ける準備があるようだ。

キエーザに対して関心を示しているのは、今シーズン限りでユルゲン・クロップ監督の退任が決まったリバプール。絶対的エースであるFWモハメド・サラーには昨夏に引き続きサウジアラビアからのメガオファーが予想されており、クラブは万が一の事態に備えている。

仮にサラーが退団してアタッカーの層に不安が生じれば、リバプールがキエーザ獲得に動き出す可能性は十分にあるが、果たして。

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