休みの日についつい「食事の宅配サービス」を利用してしまいます。なんとか「節約」する方法はないでしょうか……。

食事の宅配サービスは利用次第では節約になる

食事の宅配サービスは、自炊と比べると出費がかさむイメージがあるのではないでしょうか。しかし、節約につながるポイントもいくつかあります。例えば、買い出しや料理の手間を省ける分、交通費や光熱費、水道代の節約効果が期待できたり、買い出しのついでに余計なものを買ってしまう無駄を省いたりすることもできるでしょう。さらに、毎回の食費を事前に把握できるため、1ヶ月の生活費の計算がしやすくなることもメリットです。まずは、宅配サービスの経済的なメリットに目を向けてみてはいかがでしょうか。

宅配サービスを利用しながらうまく節約する方法

消費者庁「フードデリバリーサービスの動向調査 2020年12月17日」によると、フードデリバリー利用時に懸念されることとして「配達料金が高い」という意見が最も多く、全体の30%以上の方が料金に関して気にしていることが分かりました。
節約をしつつ宅配サービスを利用するためには以下のような方法を取り入れてみましょう。

・毎月の上限額を決めておく

「仕事もしながら家事もする」という生活の場合、休みの日に毎回自炊にするのは大変でしょう。ただし、好きなだけ宅配サービスを利用していると出費がかさんでしまいます。心配な場合は、はじめに宅配サービスに使える予算の上限(1ヶ月に利用する回数)を決めておきましょう。

・コスパがいいサービスを見極める

単に価格が安いだけで決めるではなく、食事のボリュームや栄養バランス、品質などをチェックしコスパに優れたサービスを選びましょう。献立によっては、自分で買い物に行くよりも、安くそろえられる場合もあります。

・おかずのみ頼む

食事の宅配サービスのなかには、おかずだけを頼めるものもあります。「好きなおかずだけを頼める」「毎月まとめて冷凍おかずが届く」など、サービスの形はさまざまです。ご飯だけは自分で炊いて、おかずだけを頼むようにすれば、お弁当やミールキットスタイルの宅配よりも安く済ませることが期待できるでしょう。

・送料の無駄を省く

宅配サービスの送料にも注目しましょう。送料無料のサービスを選んだり、「~円以上で送料無料」といった特典を利用したりして送料の無駄を省くことも大切です。まとめ買いをした分は、冷凍保存しておけば送料の節約となります。

自炊の手間を省ける自動調理器もおすすめ

宅配サービスの予算を超えた場合は、基本的に自炊で節約することになるでしょう。食材と調味料を入れてボタンを押すだけで済む自動調理器を使えば、手間を省きながらおいしい料理を楽しめます。また、無線LAN機能があるものを選べば購入後も新しいメニューを増やせるため、レパートリーも広げられるでしょう。初期費用として、購入費が数万円程度かかるかもしれませんが、長い目で見ればトータルの出費を抑えることが期待できるといえます。

宅配サービスは計画的に利用することが大事

宅配サービスは、必ずしも自炊より高くなるわけではありません。サービスの選び方や頼み方を工夫することで、時短と節約効果の両立が期待できます。まずは、生活費として宅配サービスに使える予算を決めて、その上限内で利用するようにしましょう。そのうえで、できるだけコスパのいいものを選んだり、まとめて頼んだりして無駄を省いていくことを心がけるといいでしょう。

出典

[消費者庁 フードデリバリーサービスの動向調査 2020年12月17日
](https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumerpolicy/caution/internet/assets/cautioninternet2012250001.pdf)

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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