マカオ、2023年通期の住宅価格指数は244.4…前年から3.8%下落

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

 マカオ政府統計調査局は2月8日、昨年(2023年)10〜12月期及び通期の住宅価格指数を公表。

 昨年通期の総体住宅価格指数は244.4で、前年から3.8%下落した。ストック物件(中古)の価格指数は3.4%下落の262.4、未完成物件(プレビルド)は4.0%下落の286.1。四半期統計では、昨年第4四半期の総体住宅価格指数は同年第3四半期から3.7%下落。

 昨年10〜12月期の総体住宅価格指数は233.9で、前回調査(2023年9〜11月期)から0.7%下落。エリア別ではマカオ半島がほぼ横ばいの233.4、タイパ島・コロアン島が3.2%下落の235.5。

 ストック物件(中古)の価格指数は0.2%上昇の252.4。エリア別にみると、マカオ半島が0.2%上昇の242.2、タイパ・コロアン島が0.1%上昇の292.7。築年数別では、6〜10年と5年以下がそれぞれ3.8%、1.1%下落。未完成物件(プレビルド)は9.7%下落の260.7。実用面積別では、50平米以下と75〜99.9平米がそれぞれ2.9%、1.8%下落、100平米以上は0.3%上昇。

 マカオでは昨年1月初旬のウィズコロナ転換を機にインバウンド市場の回復が進み、景気への波及効果が期待されている一方で、不動産市場については相次ぐ利上げといった懸念材料も存在。このところ住宅価格指数の下落が続く状況となっている。

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