将棋の8大タイトルのひとつ「王将」を懸けた七番勝負がつい先ほど(8日)決着しました。岡山市在住の菅井竜也八段は粘りを見せましたが藤井聡太王将に敗れました。
先に4勝したほうがタイトルを獲得する王将戦。これまで3連敗と、何とか一矢報いたい菅井竜也八段がきのう(7日)約1時間半の長考の末に提出した封じ手がけさ開封され、第4局の2日目が始まりました。
序盤は互角の展開が続くも、菅井八段は徐々に劣勢に立たされます。その後も現役最強棋士の藤井聡太王将相手に流れを引き戻せず、菅井八段の今年の王将挑戦は幕を閉じました。
(菅井竜也八段)「自分のミスが多すぎましたね。やっぱり『振り飛車』を出すならもう少し工夫するとか何か戦い方を変えるとか大きな変化が必要かなと」
勝利した藤井王将はこれで王将戦3連覇。また、倉敷市出身の大山康晴十五世名人の記録を超える前人未到のタイトル戦20連覇を達成しました。