連合広島が物価上昇を上回る賃上げを経営者団体に要請

物価を考慮した1人当たりの実質賃金が減るなか、連合広島は物価上昇を上回る賃上げの実現を経営者団体に要請しました。

■連合広島 大野真人 会長

「賃金、物価、経済も安定的に上昇する、ステージ転換する正念場」

企業経営者の団体に対して賃金引き上げなどを要請したのは、県内最大の労働組合の連合体「連合広島」の大野真人会長です。

デフレ経済からの脱却には、労働者の7割を占める中小企業や非正規雇用の労働者の賃上げが重要とし、2023年を上回る5パーセント以上の賃上げを要請しました。

■連合広島 大野真人 会長

「それぞれの企業のトップの方が日本全体を変えていくんだ、それぞれの企業がそれくらいの志をもって今回の春闘にのぞんでほしい」

一方、福山市に本社を置くスーパーのハローズは4月から全社員の基本給を

3万円引き上げると発表しました。物価の高騰を受けて従業員の生活向上を

支援するとしています。

(2024年2月8日放送)

© 広島テレビ放送株式会社