葬儀の送迎バスを止めようとして下敷きに…参列者の男性(54)が死亡 寺で駐車中に自然発車

8日、広島市の寺で、男性が自然発車した送迎バスの下敷きになり、死亡しました。

事故があったのは、広島市安芸区中野3丁目の寺です。

警察によりますと、8日午後1時頃、駐車中のマイクロバスが何らかの原因で自然発車しました。

マイクロバスは葬儀の送迎用で、中野2丁目の小野村浩さん(54)ら3人が止めようとしましたが、小野村さんがバスの下敷きになり、およそ1時間半後に収容先の病院で死亡しました。

他の2人は途中でバスから離れて、無事でした。バスは寺に隣接する美容室の店舗に衝突して、停止したということです。

当時、バスのエンジンはかかっておらず、傾斜がある寺の敷地に停まっていましたが、葬儀への参列を終えた10数人が乗り込んだところ、その重みで動き出したとみられています。小野村さんも参列者の1人だったということです。

警察が事故の詳しい原因を調べています。

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