【バスケ女子日本代表】東京五輪の歓喜を再び 二刀流PFが挑む“4日間のサバイバルゲーム”

8日から、ショプロン・アリーナ(ハンガリー)など世界各地でFIBA 女子オリンピック世界最終予選が開催される。東京五輪2020で銀メダルを獲得した“アカツキジャパン”が五輪出場を目指す大一番。4チーム総当たり戦で上位3チームが出場権を得るレギュレーションだ。

ここでは、3人制バスケと5人制バスケで急成長を遂げた“二刀流”馬瓜ステファニー(モビスター・エストゥディアンテス)にスポットを当てる。

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急遽の「3×3」出場で鮮烈デビュー

馬瓜ステファニーの名前が一躍知れ渡ったのは、2018年アジア競技大会。5人制の女子日本代表として出場していた当時、3人制バスケ(3×3)女子日本代表に負傷者が出たことで急遽チームに合流した。ルールやボールの違いなど、同じバスケットボールでも5人と3人とでは戦術や求められるスキルも異なる。決して簡単なチャレンジではなかったはずだ。

それでも持ち前のフィジカルの強さと身長182cmの高さを最大限に活かし、チームの銀メダル獲得に貢献。その経験をきっかけに“二刀流”の道を歩みはじめた馬瓜ステファニーは、東京五輪2020で3人制バスケの日本代表として日の丸を背負うことに。全8試合に出場し、チーム内最多となる48得点。準々決勝進出の立役者となった。

“二刀流”で得た経験を5人制バスケに

“二刀流”で得た経験は5人制バスケにも還元される。昨年から戦いの場をスペインリーグのモビスター・エストゥディアンテスに移し、世界のレベルを肌で実感。初戦の相手は奇しくも勝手知ったるスペインということで、ライバルチームのプレースタイルを情報共有できる強みも大きなアドバンテージとなりそうだ。

センターのポジションが髙田真希(デンソーアイリス)しかいない今回の代表メンバー。身長190㎝超えを誇る対戦国とのマッチアップにおいて馬瓜ステファニーにかかる期待は大きい。東京五輪の歓喜を再び。その瞬間に向けて、まずは出場権獲得の朗報を聞きたいところだ。

女子オリンピック世界最終予選・日本vs.スペインは8日、日本時間24:30にティップオフ。五輪出場権をかけた戦いの火ぶたが切って落とされる。

<バスケ女子日本代表の出場条件>

パリ五輪出場出場をかけた最終予選は世界4都市での開催。バスケ女子日本代表が参加するのはハンガリー大会で、スペイン、ハンガリー、カナダと2月8(木)~11日(日)まで総当たり戦を行い、上位3位以内に入ればパリ五輪出場権を獲得する。

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(SPREAD編集部)

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