第三者イラストレーターの絵柄に「意図的に似せた」コラボ商品で波紋 人気YouTuber「決して許されない行い」猛省

大食い系YouTuber「miniのドカ食い気絶部チャンネル」(mini)が2024年2月7日、人気イラストレーターの絵柄に「意図的に似せた」絵を用いて第三者とコラボ商品を販売し、物議を醸したことをめぐり、「決して許されない行いであったと深く反省しております」などとXで謝罪した。

紲星あかりモチーフのminiコラボグッズで波紋

問題のイラストは、「VOCALOMAKETS」監修のボーカロイドキャラクター「紲星あかり」(きずな・あかり)をモチーフとしたもの。キャラクターグッズブランド「CHARAZZ」が1月24日から受注販売を行う「紲星あかりが店主を務めるラーメン屋『麺処きずな』」という架空設定に基づくグッズ企画で展開され、どんぶりセットや「ドカ食い気絶部コラボ」と銘打たれたアクリルスタンド、特設サイトなどに描かれていた。

かねてminiの動画では、紲星あかりの音声と人気イラストレーター・山栗鼠さんが描いたデフォルメ風イラストが起用されていた。

Xでは、グッズのイラストについて、山栗鼠さんの絵を彷彿させるものの、制作者が異なると波紋が広がった。山栗鼠さんは25日にXで「誤解されてる方がいるっぽいので言いますがあのアクスタとかどんぶりのイラストは私が描いたものではありません」と投稿している。

その後、Xでは1月下旬に、VOCALOMAKETSをはじめ、mini、CHARAZZも「麺処きずな」騒動を次々に詫び、関係各所と対応を協議すると伝えた。

miniは2月7日になり、あらためてXに「『麺処きずな』に関するお詫び」と題した文書を投稿。視聴者、紲星あかりのファンに「ご不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。

「全て私の山栗鼠様に対する無思慮無配慮が原因」

今回の問題点についてminiは、「本コラボにて一部使用された維星あかりのイラストが、イラストレーターの山栗鼠様の絵柄に意図的に似せたものであった」「そのイラストは過去のグッズ制作案件で私が別イラストレーター様に依頼したものであった(買い切りの為、本案件へ流用)」「イラストについて山栗鼠様への許諾が得られていなかった」と改めて説明。

miniは「全て私の山栗鼠様に対する無思慮無配慮が原因であり、決して許されない行いであったと深く反省しております」とし、「山栗鼠様をはじめ、ご迷惑をおかけした関係各位様へは出来る限りの方法で謝罪させていただきました」と明かした。

今後は、山栗鼠さんのイラストや紲星あかりは使用せずに活動していくと報告。最後には、「普段より当チャンネルの動画を見てくださっている視聴者様にとって今回の変更は混乱させてしまうかもしれませんが、何卒今後も miniのドカ食い気絶部チャンネルをよろしくお願いいたします」と呼びかけていた。

© 株式会社ジェイ・キャスト