「なに言うてんの?」青学大・原監督 裏金問題での“発言”に政界進出をいぶかる声…過去には国政に興味も

2月7日、青山学院大陸上部の原晋監督が、水曜コメンテーターを務める『ひるおび』(TBS系)に出演。自民党安倍派(清和政策研究会)の裏金問題について、持論を展開した。

原監督は「今回の問題で、徐々に個人の議員さんに責任を、という話題になってますけど、長きに渡って(裏金)環流の組織づくり、運営を作ったのは、自民党として、派閥の長を中心として動いたのかなと思います」と分析。

さらに、「ある程度、柔らかい言い方をすると個人にはある程度恩赦を与えるような形で、一旦すべてをオープンにして、新たなる仕組み作りで、未来志向で頑張ってもらいたいなと言う気持ちはありますね」と持論を語った。

MCの恵俊彰から、安倍派幹部や自民党幹部の責任問題について問われると、原監督は「トップは責任取るべきじゃないかなと思います。仕組みは作ったわけですからね」と指摘した。

原監督が安倍派のトップは「責任取るべき」としたものの、「個人の議員には恩赦を」と持論を語ったことに、SNSでは批判的な声が殺到した。

《恩赦、、、未来志向? なに言うてんの》

《この論理だと特殊詐欺でもトップ以外は皆恩赦じゃんか》

《脱税に対する恩赦って何、、、しかも法律の遵守は国民よりも厳しく課されて当然の筈でしょ議員は》

SNSでは原監督の政界進出をいぶかる声も上がった。

《いずれ出馬か?》

《自民党から出るつもりなんだろ?》

《駅伝の監督から政界へ? 自民党から出ようという魂胆かな?》

原監督は過去にも政界進出を噂されたことがある。

「2017年3月、原監督は自民党大会に特別ゲストとして招待されたことがあります。安倍晋三首相(当時)ら約3500人を前に、トップアスリート育成に向けた教育改革と地域経済振興策を組み合わせた独自のプランを提言していました。

箱根駅伝の恒久的全国化や、教育改革、地域振興策を語り、メディアにも積極的に出演する原監督には、政界進出の噂が絶えませんでした」(政治担当記者)

2020年3月、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系、番組名は当時)に出演した際、原監督は「政界進出」の噂について、「本当です」と肯定したうえで、「非公式で、5年前(2025年)に初優勝して以降、そういった話をいただいた。私の人生の中で、国政に出て日本の教育を変えたいという思いもありました」と明かしたことがある。

あくまで過去の話であることを強調した原監督だが、夫人の美穂さんから「そのときはノリノリで、家で演説まで始めました」と暴露される一幕も。

2024年の箱根駅伝で青学大は7度めの総合優勝を達成。以降も、箱根駅伝の恒久的全国化など大胆な改革案を提言している。

再び政界を目指すなら、「個人の議員に恩赦」ではなく、大胆な自民党改革に挑んでほしいものだ。

© 株式会社光文社