「デカボン号」をお披露目 岩手・宮古市が脱炭素社会へ電気自動車導入 災害時の電力供給も可能

脱炭素社会に向けて率先して取り組みます。岩手県宮古市が公用車に小型の電気自動車1台を導入し、8日お披露目しました。

宮古市が導入した電気自動車は、トヨタの「C+pod」です。軽乗用車の一種、超小型モビリティに区分されます。最高速度は時速60キロ、定員は2人で、災害時に家電など外部に電力を供給するシステムを備えています。
車体には脱炭素化を意味する「デカボナイゼーション」の略で、市オリジナルのイメージキャラクター「デカボン」がプリントされ、公用車は「デカボン号」と名づけられました。
お披露目ではトヨタレンタリース岩手の元持雅行社長から山本正徳市長に鍵のレプリカが手渡されました。
この車は5年間のリース契約で、職員が公務で自由に使えるようにし、市の率先した取り組みによる波及効果を狙います。

(山本正徳 宮古市長)
「これが走っていれば『宮古は脱炭素に向かって進んでいる、再生可能エネルギーによる地産地消に取り組んでいる』というPRにもなる」

宮古市は市内の二酸化炭素排出量を2013年度と比較して2030年度に50%削減し、2050年に実質ゼロとすることを目指しています。

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