ロシア大統領選の反戦候補、最高裁に提訴へ 選管が出馬阻止

[モスクワ 8日 ロイター] - 反戦を掲げて今年3月のロシア大統領選挙への立候補を目指しているボリス・ナジェージュジン氏は8日、中央選挙管理委員会から出馬を阻止されたとし、最高裁判所に提訴する方針を示した。

同氏は立候補に必要な10万人以上の署名を集め、選管に提出したが、選管は署名に不備があり、一部の署名は亡くなった人のものだったと表明していた。

大統領選では現職のプーチン大統領の再選が広く予想されているが、ナジェージュジン氏はロシアのウクライナ侵攻を痛烈に批判、侵攻を終わらせると主張している。

同氏はメッセージアプリ「テレグラム」で「ロシア全土で20万人以上の署名を集めた。開かれた誠実な形で署名を集めた。われわれの本部や署名場所に行列ができたことを全世界が見ていた」とし「私は諦めない」と述べた。

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