マカオの4つの世界遺産がVRオンライン参観可能に

VRオンライン参観が可能となったマカオの世界遺産「モンテの砦」(写真:ICM)

 近年、マカオ政府文化局(ICM)では、文化資産のデジタル化を進め、多くの文物及び文化施設について、でVR(バーチャルリアリティ)技術を使ったオンライン参観サービスを展開している。

 ICMは2月8日、VRオンライン参観の特設サイト(http://vr.icm.gov.mo/)を更新し、4つの世界遺産(ドン・ペドロ5世劇場、モンテの砦、ロバート・ホー・トン図書館、市政署ビル)を追加したと発表。リアル参観が困難なロバート・ホー・トン図書館及び市政署ビルの蔵書部やドン・ペドロ5世劇場の舞台空間も見ることができるとのこと。

VRオンライン参観が可能となったマカオの世界遺産「ロバート・ホー・トン図書館」(写真:ICM)

 なお、同サイトのガイド機能は対応言語は中国語、ポルトガル語、英語となっている。VRゴーグル眼鏡を使用することで、より没入感のある参観体験ができるという。

 ICMによれば、VRオンライン参観サービスは市民及び旅客から好評を博しているといい、今後も施設追加の検討やガイド機能の開発を進め、マカオの文化資産への多様なアクセスを提供していきたいとした。

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