東日本大震災での道路復旧経験を持つ職員が能登半島被災地へ 国交省三陸国道事務所が2次隊を派遣 石川・穴水町の町道を調査

能登半島地震で被災した石川県穴水町の道路の復旧を支援するため、三陸国道事務所の「TECーFORCE」=緊急災害対策派遣隊第2陣の職員が8日、岩手県宮古市から現地へ出発しました。東日本大震災での経験を生かします。

派遣されるのは佐藤秀一隊長はじめとする4人です。国土交通省東北地方整備局では1月4日からTEC―FORCEを派遣して被災地の復旧や被害調査を進めていて、三陸国道事務所からの職員の派遣は今回が2回目です。
隊員たちは出発を前に1月現地入りした隊員から現地の状況について説明を受けました。

(三陸国道事務所 第1次派遣隊 野沢真人隊長)
「家屋の倒壊だったり道路の損傷、段差を伴う通行に支障がある損傷が多いと見受けられました」

今回現地入りする佐藤隊長は、東日本大震災発災時も三陸国道事務所に勤務していました。

(三陸国道事務所 第2次派遣隊 佐藤秀一隊長)
「まずは一車線を確保しようということでしたからがれき、車それぞれを重機でかき分けていくと。一車線分を広げるようにかき分けながら通路を確保して進んでいく作業でしたね」

第2次派遣隊は2月17日までの派遣期間中、石川県穴水町にある361の町道を調査し、人々の暮らしの復旧を支援します。

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