船体後部にハングル文字の表記がある漂流船が見つかる 釣りをしていた地域住民が発見し通報

8日、隠岐海上保安署は、島根県隠岐の島町犬来から南東約3.5キロメートルの沖合で、ハングル文字の表記がある木造船が見つかったと発表しました。

発表によりますと、8日午後1時26分ごろ、沖合で1人で釣りをしていた地域住民から「水浸しになっている木造船がある」との通報を受け、隠岐海上保安署が現場を確認したところ、木造船を見つけました。

調査をしたところ、船体は水没していて、周辺に人影や物品の漂流はなかったということです。

発見した木造船は伝馬船型で、船橋などの構造物はありませんでした。

船の長さは約4メートルで、幅は約1.2メートル。船体後部にハングル文字の表記があったということです。

隠岐海上保安署は、船体の形が北朝鮮のものに似ているが、断定できるものは見つかっていないとしています。

第八管区海上保安本部から航行警報及び海の安全情報を発出し、付近を航行する船舶に注意を呼び掛けています。

© 株式会社山陰放送