新曲の録音シーン、無音の演出にSNS驚き「ゾクゾクする」

国民的な人気を誇る歌手・福来スズ子の山あり谷ありの人生を描く連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。2月8日放送の第90回では、新曲『東京ブギウギ』レコーディングシーンの演出が話題となった。

レコーディングスタジオにて、自分を奮い立たせるように大きく手を振るスズ子(趣里)(C)NHK

スズ子(趣里)の依頼で、作曲家・羽鳥(草彅剛)による新曲『東京ブギウギ』が完成。マネージャーの山下(近藤芳正)の提案で、レコーディングのスタジオに米兵を呼ぶことが決まり、慣れない状況にスズ子は戸惑う。

レコーディング当日を迎え、緊張するスズ子をよそに、集まった米兵たちは大いに盛り上がる。すぐにレコードの発売とワンマンショーが決定し、スズ子の希望で生まれたばかりの娘・愛子を稽古場に連れていく形で『東京ブギウギ』の練習がはじまるのだった。

ついに『東京ブギウギ』が完成し、米兵の前で披露された今回の放送。歌唱シーンは無音で、曲を聴いた米兵たちが踊りだすリアクションだけが描かれる演出に、SNSでは「録音シーンの無音演出が粋だった」「無音が最高にゾクゾクする」の声が相次ぎ、「明日はお披露目かな」「東京ブギウギ早くフルで聴きたい!」など、放送を心待ちにする人も続出。

放送後、『ブギウギ』公式Xアカウントではこのシーンについて、「大きなスタジオに全員集合、一発勝負の同時録音。当時のレコーディングは直接マスター盤に刻まれるため、こんなふうに録音されていたそうです。スタジオには米軍の兵隊さんたちも参加して大にぎわいでしたね! これは実話をもとにしたエピソードなんですよ」と明かしていた。

放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。2月9日放送の第91回では、稽古が愛子の世話で度々中断されるなか、ある人物が現れる。

文/つちだ四郎

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