国連で3月に紛争解決の討論会 政府調整、上川外相が訪米も

上川陽子外相

 日本政府は3月の国連安全保障理事会議長国として、「紛争解決」と「核軍縮・不拡散」をテーマとする公開討論会を開催する方向で国連側と調整に入った。国際社会と共に、ロシアの侵攻が続くウクライナや中東情勢に関与する日本の姿勢を示す狙い。上川陽子外相が3月上旬にも米ニューヨークを訪れ、紛争解決の討論会を主催する方向で検討する。複数の関係者が8日、明らかにした。

 紛争解決の討論では、紛争解決の過程で女性の主体的な参画を進める「女性・平和・安全保障(WPS)」も主要議題の一つにする見通し。上川氏が重視するテーマで、政府は各国にWPS推進へ連携を呼びかける。

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