中国メディアによると、サッカーの世界的スター選手として有名なリオネル・メッシを広告塔に起用している中国の白酒ブランド「赤水河」に契約解除を求める声が多く寄せられているという。
メッシが所属する米インテル・マイアミは4日、香港で香港リーグ選抜と試合を行った。出場する可能性が高いと伝えられていたメッシはベンチに座ったままで、メッシをお目当てにスタジアムに足を運んだファンらがチケット代の払い戻しを求める声を上げた。観戦した香港政府トップの李家超（ジョン・リー）行政長官も、メッシが出場しなかったことに「失望」を表明し、主催者に怒りをぶつけるなど大騒動に発展した。中国本土でもメッシに対する不満や失望、怒りが広がっている。
中国メディアによると、23年8月からメッシをアンバサダーに起用している白酒ブランド「赤水河」のSNSアカウントに、メッシとの契約解除を求める声が多く寄せられた。これに対し、ブランド側は「パートナーとして、私たちもつらいです」とコメントしたという。
これに関連し、中国メディアの新浪財経は8日、SNS微博（ウェイボー）の投票機能を使い、「赤水河酒はメッシとの契約を解除すべきか」について尋ねた。
記事執筆時点で、約80％が「解除すべきだ。メッシは中国人民の好意を踏みにじった」、約18％が「解除すべきではない。アンバサダー契約から1年未満の場合、解除すると損失が発生する」を選択した。（翻訳・編集/柳川）
