「メッシが入ると全ての流れが一変した」インテル・マイアミ対神戸、米大手メディアの記者はどう見た? 大迫勇也にも賛辞「高いクオリティを示していた」

2月7日に国立競技場で開催されたプレシーズンマッチで、MLSのインテル・マイアミとJ1王者のヴィッセル神戸が対戦。スコアレスで90分を終え、PK戦の末に後者が4-3で勝利を飾った。

試合後、現地取材に来ていたアメリカの大手スポーツメディア『The Athletic』のポール・テノリオ記者にこの一戦の感想も訊くと、以下のように振り返ってくれた。

「両チームともに質が高く、良い試合だったと思うよ。前半は神戸のほうが優れていた。しかし後半、60分からメッシが入ると全ての流れが一変した。神戸は(リオネル・)メッシの対応に追われて攻撃ができなくなっていたし、逆にマイアミには自信が生まれ、多くのチャンスを作った。メッシの決定機もあったね」

【厳選ショット】メッシ、スアレスらが国立に登場!試合は途中出場GK新井章太の活躍で神戸が勝利!|親善試合 インテル・マイアミ0(3PK4)0神戸
また、神戸については「多くの優れた選手がいた」とし、「大迫勇也はゴールこそ奪えなかったが高いクオリティを示していたし、豊富なアイデアを持っていた」と33歳のストライカーに賛辞を贈った。

さらにインテル・マイアミの元バルセロナの3選手にも言及。次のように述べている。

「(セルヒオ・)ブスケッツは怪我が心配だが、負傷交代するまではタフにプレーしていた。(ルイス・)スアレスはチャンスこそ多くなかったものの、バイシクルシュートを放つなど見せ場を作っていたね。(ジョルディ・)アルバは後半、より躍動していてプレーしやすそうだったよ」

2月にリーグ戦の開幕を迎える両チームは新シーズン、どのような戦いを見せるのか注目だ。

取材・文●中川 翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

© 日本スポーツ企画出版社