チアゴ、10カ月ぶりとなる“12分間の出場”で再び負傷か…リヴァプールでのラストマッチになる可能性も

リヴァプールに所属するスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラが、負傷によりチームを離脱するようだ。8日、イギリス紙『デイリー・メール』などが伝えている。

現在32歳のチアゴは、5歳でブラジルの名門フラメンゴの下部組織に入団。家族の移住に合わせて、複数のクラブを転々としながら、2004年にバルセロナのアカデミーに入団した。2011-2012シーズンよりトップチームへと正式に昇格すると、2013年7月にバイエルンに加入。数多くのタイトル獲得に貢献したのち、2020年9月にリヴァプールへと活躍の場を移した。2年目となる2021-22シーズンは、同クラブでのキャリアハイとなる公式戦39試合出場2ゴール5アシストをマークし、FAカップとカラバオ・カップ優勝を経験した。

輝かしいキャリアを歩んできたチアゴだが、近年は度重なる負傷により徐々に出場機会が減少。今シーズンも、股関節の問題で4月を最後に離脱が続いていたが、4日に行われたプレミアリーグ第23節のアーセナル戦でベンチ入りを果たすと、85分から途中投入でピッチに立ち、アディショナルタイムを含めた約12間プレーした。

しかし、10か月ぶりの復帰を果たしたチアゴに、新たな問題が発生した様子。同紙は、負傷部位こそ明らかにしていないものの、チアゴが「筋肉損傷により再び休養を余儀なくされる」と報じている。また、イギリスメディア『スカイ』は、同選手とリヴァプールの契約が今シーズン限りで満了を迎える点に着目。「新たな契約を提示する可能性は低い」と述べながら、「クラブでの最後の試合となった可能性がある」と伝えた。

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