【カンボジア】地雷撤去作業、24年の目標は274平方キロ[社会]

カンボジア地雷対策センター(CMAC)が2024年に地雷と不発弾の撤去作業を計画する面積が6州で計274平方キロメートル超になる見込みだ。クメール・タイムズ(電子版)が8日伝えた。

同センターのヘン・ラタナ所長が明らかにした。24年に199平方キロメートルで地雷、75平方キロメートルで不発弾の撤去作業をそれぞれ実施。政府の政策に沿って、農業や工業、建設の各用地として使用できるようにする。

対象は北部プレアビヒア州、西部のプルサット州とパイリン州、北西部のバッタンバン州、バンテイメンチェイ州、ウドンメンチェイ州の6州。プルサット州、バッタンバン州、バンテイメンチェイ州の3州に最も多くの地雷が埋設されているという。

同所長は、地元住民を対象に地雷のリスクを周知させる活動や、地雷や不発弾がある可能性のある地域の調査を実施する方針も明らかにした。

地雷対策センターが1月に発表した報告書によると、23年は通年目標を約5.2%上回る約282平方キロメートルの地雷原で撤去作業が完了した。8万3,814個の地雷と不発弾が撤去された。

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