「私は素晴らしかったと思う」8強敗退の日本代表、全5試合を取材した海外記者が最も評価した選手は?【現地発】

カタールで開催中のアジアカップは、準決勝までが終了。残すはカタール対ヨルダンの決勝を残すのみとなった。

下馬評では優勝候補の本命と目されていた日本代表は、ベトナムに4-2、イラクに1-2、インドネシアに3-1の2勝1敗でグループステージを2位通過。ラウンド16でバーレーンを3-1で破ったものの、準々決勝でイランに1-2で敗れ、8強敗退という不本意な結果となった。

欧州5大リーグで活躍する選手をずらりと揃え、「史上最強」とも評されたスカッドは、しかしコンディションの問題もあり、本領を発揮できない選手が少なくなかった。

【PHOTO】日本代表のイラン戦出場15選手&監督の採点・寸評。後半は何もできずに敗戦。及第点は2人のみの低評価
そのなかで、最も良かったプレーヤーは誰か。日本代表の全5試合を現地で取材していた韓国のホン・ジェミン記者は、キャプテンの名前を挙げる。

「一番良かったのは遠藤(航)ですね。私は素晴らしかったと思う。ボール奪取などで奮闘していたと思います。冨安(健洋)も良かった」

ただ、こう付け加えるのも忘れなかった。

「日本も韓国と同じで、本来のパフォーマンスを発揮できない選手が多かった。日本も韓国もアジアカップで100パーセントの力を出すのは難しくなってきているのが現状だと思います」

欧州でプレーする選手が多い日本と韓国は、1月開催のアジアカップで、コンディションとモチベーションを維持するのは簡単ではないとの見解を示した。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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