テスラの1月の韓国市場での販売台数はたった1台、理由は?=韓国ネット「売れなかったのではなく…」

8日、韓国・SBSはブルームバーグの報道を引用し、「米電気自動車メーカー・テスラの24年1月の韓国市場での販売台数はたった1台だった」と伝えた。写真はテスラ車。

2024年2月8日、韓国・SBSは米ブルームバーグの報道を引用し、「米電気自動車(EV)メーカー・テスラの24年1月の韓国市場での販売台数はたった1台だった」と伝えた。

記事によると、テスラは1月に韓国で「モデルY」1台を販売し、22年7月以降で最低の成績を記録した。また、1月の韓国の全メーカーEV新規登録台数は前月(23年12月)より80%減少したという。

ブルームバーグは韓国EV市場の成長鈍化について「高金利とインフレ、バッテリー火災事故と急速充電器の不足に対する懸念が原因」と分析。また、韓国政府のEV補助金発表を待って購入を先送りする傾向があったと説明した。テスラの韓国市場での販売成績は今月も振るわないと予想されている。

テスラは昨年9月、中国CATLのLFPバッテリーを搭載した「モデルY」の後輪駆動モデルを補助金支援の範囲内である5699万ウォン(約638万円)で発売し販売高を大きく伸ばしたが、今年は補助金100%支援対象が5500万ウォン未満に制限され、50%しか受けられなくなったという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「補助金が確定していないから出荷されなかっただけ」「1台しか売れなかったのではなく、韓国に1台しか入ってこなかったんだよ。契約して待っている人が何人いると思っているのか」「韓国に入ってこないのだから買えない」「補助金は2月に決まるから1月はもともと売れない」「補助金を受けずにEVを買う人なんていない」などと指摘する声が上がった。

また、「もはやEV自体に魅力がない」「今のところEVを買う理由は見当たらない」「EVが一瞬にして炎に包まれる映像を見たら恐ろしくて…」「お金を払って自分の命を危険にさらすのは嫌」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本)

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