みなさんから寄せられた投資や経済ニュースに関するさまざまな疑問に、ファイナンシャルプランナーの深野康彦さんが答えてくださいました。 今回は、定年後に貯めてきたお金を投資に回したいと考えている方からの質問です。
Q. 定年後、預金400万円ほどを投資に回したいのですが、何を買えばいいのか悩んでいます
「定年を迎え、預金400万円ぐらいをまとめて投資したいと考えていますが、どんな金融商品を選べばいいのか悩んでいます。やはり、安全性の高い債券などがいいのでしょうか」（マコマコさん／68歳／男性）
A. 「安全性を第一に考えるのであれば、個人向け国債の変動10年などを検討してみるといいでしょう」（深野さん）
現時点の資産状況によっても、何に投資をするかというのは変わってきます。もし、資金にあまり余裕がなく、安全性を重視したいというのであれば、個人向け国債の変動10年がよいのではないでしょうか。 あとは新NISAで運用するのであれば、年間で投資できる上限額は360万円までになります（つみたて投資枠120万円／年、成長投資枠240万円／年）。新NISAの対象商品を検討する場合は、投資信託や高配当株あたりを買うと、比較的安定した運用ができるように思います。 とにかく大事なのは、欲張らないことです。そして、購入した金融商品は、なるべく長期で保有することを心がけてください。 教えてくれたのは……深野 康彦さん マネープランクリニックでもおなじみのベテランFPの1人。さまざまなメディアを通じて、家計管理の方法や投資の啓蒙などお金周り全般に関する情報を発信しています。All About貯蓄・投資信託ガイドとしても活躍中。 (文:All About 編集部)
