キヤノン製スモールオフィス向け複合機およびレーザービームプリンターに複数の境界外書き込みの脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月6日、キヤノン製スモールオフィス向け複合機およびレーザービームプリンターにおける複数の境界外書き込みの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

トレンドマイクロ製Airサポートに不適切なアクセス権の割り当ての脆弱性

LBP674C
LBP672C
LBP671C
MF755Cdw
MF753Cdw
MF751Cdw
※上記以外の製品の脆弱性については、確認がとれ次第、キヤノンのページで案内予定

キヤノン株式会社が提供するスモールオフィス向け複合機およびレーザービームプリンターには、複数の境界外書き込みの脆弱性(CVE-2023-6229、CVE-2023-6230、CVE-2023-6231、CVE-2023-6232、CVE-2023-6233、CVE-2023-6234、CVE-2024-0244)が存在し、遠隔の第三者によって任意のコード実行やサービス運用妨害(DoS)攻撃をされる可能性がある。

JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版にアップデートするよう呼びかけている。なお、Ver3.09以降で対策されている。

または、信頼できない第三者からのアクセスを防ぐために、ファイアウォールなどで保護された環境の中で使用する、プライベートIPアドレスで使用する等の対策を実施を推奨している。

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