名大、岡谷鋼機に感謝状 スタートアップ拠点への寄付で

感謝状を受け取った岡谷鋼機の岡谷社長(前列右から2人目)

 名古屋大学は8日、JR名古屋駅前にあるスタートアップ支援拠点「OICX(オイックス)」の開設7周年に合わせ、同拠点に関する寄付を行ってきた岡谷鋼機(本社名古屋市)への感謝状贈呈式を開いた。岡谷鋼機の岡谷健広社長が出席し、感謝状を受け取った。

 岡谷社長はあいさつで「拠点やスタートアップ企業と伴走できて光栄だ。多くの会社が羽ばたいたことに、大きな喜びを感じている」と話した。

 また、名大の杉山直総長は「これからも大学発のスタートアップを多く生み出したい。愛知県のスタートアップ支援拠点『ステーションAi』にも積極的に関わりたい」と述べた。

 オイックスは、2017年に岡谷鋼機の寄付で設置された。当初は10社が入居。これまでに自動運転を手掛けるティアフォー(本社名古屋市)など累計で24社が入った。現在は13社が入居している。

© 株式会社中部経済新聞社