在日中国大使館、速やかな情報公開求める 汚染水漏えい事故受け

在日中国大使館、速やかな情報公開求める 汚染水漏えい事故受け

在日中国大使館のホームページのスクリーンショット。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社東京2月9日】在日中国大使館の報道官は8日、福島第1原発の放射能汚染水浄化装置から水が漏えいする事故が7日に起き、220億ベクレルの放射性物質を含む約5.5トンの汚染水が漏れ出たとの報道について記者の質問に答え、日本側に情報を適時に公開するよう求めたと表明した。

 日本は福島放射能汚染水の処理過程で繰り返し事故を起こし、東京電力内部の管理が混乱し無秩序で、日本政府の監督措置が不確実かつ不十分であることを存分に露呈して、汚染水処理装置が長期的な信頼性を備えていないことを改めて証明し、国際社会による監督の必要性を一層鮮明にした。われわれは事故後の影響を注視していく。日本が関連の情報を適時に公開するよう望む。

 福島放射能汚染水の海洋放出は全人類の健康と全世界の海洋環境、国際的な公共の利益に関わる。日本が周辺諸国と国際社会の懸念を直視し、誠実な姿勢で利害関係国と十分に協議して、利害関係国が十分かつ実質的に参加する効果的な国際モニタリング(監視)体制の確立に全面的に協力し、科学的で安全かつ透明性のある方法で放射能汚染水を確実に処理するよう改めて厳しく促す。

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