【推し色ガーデニング】黄・桃・白色の花咲く庭木14選!春の訪れはお気に入りの色で感じたい

イエロー、ピンク、ホワイトガーデンづくりにおすすめ!

2~3月にかけていち早く咲きだし、春が近づいて来たことを教えてくれる早春の花木。この季節に咲く花は明るい黄色の花が多く、待ち焦がれた春の到来に心が浮き立ちます。

冬枯れの野山を散歩していると、木々は着実に春支度を整えていることに気づくでしょう。

今回は黄色のほか、さまざまな色合いの花を咲かせる早春の花木を参考価格とともに紹介します。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

黄色の花が咲く花木7選

マンサク

マンサク/Hamamelis japonica

まだ寒い時期からほかの花よりいち早く花が咲くマンサク。「まず咲く」という言葉が変化して呼び名になっています。

昔から稲作と深い関りを持ち、花がたくさん咲けばその年は豊作に、少ないと凶作になると言われていました。※参考価格:1000~2000円前後(4号鉢)

ロウバイ

ロウバイ/Chimonanthus praecox

ロウバイは中国から日本に伝来。濃厚な甘い香りが魅力で、生け花や庭木として古くからなじみ深い花です。

まるで蝋(ろう)で作ったような質感の花が艶やかで、春の日差しにキラキラ輝く様子が楽しめます。※参考価格:500~600円前後(1本)

サンシュユ

サンシュユ/Cornus officinalis

満開時には木全体がふんわりと優しいイエローに包まれるサンシュユ。数多くの小花が集まって数センチの花房を形成します。

秋には紅葉や真っ赤な赤い実もキレイです。※参考価格:1000~2000円前後(4号鉢)

オウバイ

オウバイ/Jasminum nudiflorum

オウバイは香りが強いことでよく知られるジャスミンの一種。長い枝をしなやかにしだれさせ、鮮やかな黄色の花を咲かせます。

強剪定にも耐えるので、盆栽にもよく利用されている花木です。※参考価格:1000~2000円前後(4号鉢)

ミツマタ

ミツマタ/Edgeworthia chrysantha

細い枝にうつむいて花を咲かせるミツマタ。枝が3つに分かれることが名前の由来で、花からは甘い芳香が漂います。日陰の森林でひときわ明るく輝くように咲く風景がキレイ。

枝は繊維質を豊富に含み、高級和紙の原料としての利用価値があります。※参考価格:1000~2000円前後(4号鉢)

シダレヤナギ

シダレヤナギ/Salix babylonica

シダレヤナギは川沿いの道で街路樹としてよく見かける樹木。細い枝が風に吹かれてソヨソヨと揺れ動く様子がたおやかです。

早春には葉と同時に黄色い穂花が開花します。※参考価格:800~1500円前後(4号鉢)

キブシ

キブシ/ Stachyurus praecox

日本原産で雄株と雌株に分かれるのが特徴のキブシ。ブドウの粒のような黄色い花が5~10センチほどの紐状に連なり、遠目に見ると黄色のネックレスのよう。

黒い色素の原料として知られ、江戸時代まではお歯黒のときによく使われていました。※参考価格:1000~2000円前後(4号鉢)

ピンクや白の花が咲く花木7選

ウメ

ウメ/Prunus mume

日本では庭での観賞用低木として親しみ深いウメ。実を収穫するための農園も多く、日本の暮らしに密着した樹木です。

満開時には白やピンク・赤の花が山一面を華やかに彩ります。※参考価格:1000~2000円前後(4号鉢)

アセビ

アセビ/Pieris japonica

アセビは漢字で「馬酔木」と表記。有毒物質を含み、馬が食べると酔ったような足取りになることが名前の由来と言われています。

ベルのような白い花が集まって咲き、軽やかな花姿がキュートです。※参考価格:1000~2000円前後(4号鉢)

オニシバリ

オニシバリ/shutterstock.com

樹皮が硬く鬼も縛れそうなのでこの名前が付けられたオニシバリ。ジンチョウゲ科の1種で、珍しいことに夏に葉を落とす落葉低木です。

早春には葉の付け根から黄緑色の花が咲きます。※参考価格:1000~2000円前後(4号鉢)

トキワヒメハギ(常盤姫萩)/Polygala chamaebuxus var.grandiflora

トキワヒメハギはヨーロッパの高山地帯が原産地。春に咲く花は紫と黄色のコントラストが鮮やかで、芳香も楽しめます。

樹高10~15センチとコンパクトなサイズの常緑低木で、花壇の縁取りやグラウンドカバーにもオススメです。※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)

ミヤマガンショウ(深山含笑)/Michelia maudiae

白い大きな花がインパクト抜群のミヤマガンショウ。中国に自生する常緑樹で、満開時には白い花が木全体を覆いつくすように咲き広がります。

漢字で「深山含笑」と書くように、奥深い森林に咲く花がニコニコと笑っているかのようです。※参考価格:3000~4000円前後(4号鉢)

ギョリュウバイ

ギョリュウバイ/Leptospermum scoparium

ギョリュウバイは寒さに強いオージープランツの1種。ウメの花にそっくりの小花が咲き、ピンクや赤の花が冬の庭を彩ってくれます。

花には甘い蜜があり、採取した「マヌカハニー」はニュージーランド産ハチミツとして有名です。※参考価格:600~1000円前後(3号ポット苗)

ネコヤナギ

ネコヤナギ/Salix gracilistyla

モフモフの花穂が愛らしいネコヤナギ。3~4月にかけて白っぽい綿毛の花穂が開き、まさに猫の尻尾のような花姿がユニークです。

暑さ寒さに強く、庭木のほか街路樹としても日本全国で植えられています。※参考価格:1000~1500円前後(4号鉢)

早春の花木が咲いたら、春はもうすぐそこまで!

葉を落とした木々が立ち並ぶ中、早春の花木があちらこちらでポツポツと咲き始める季節。吹く風はまだ冷たいけれど、耳をすませば春の足音が聞こえてきそうです。

家の中で縮こまっていないで、暖かい恰好で春を探しに野山に出かけてみませんか。

© 株式会社ナビゲータープラットフォーム