維新・井上翔一朗氏、長崎3区補選への出馬を正式表明 政治不信払拭に意欲

 衆院長崎3区補欠選挙(4月16日告示、同28日投開票)に日本維新の会から立候補を予定する平戸市の学習塾経営、井上翔一朗氏(40)が8日、県庁で会見し正式に出馬を表明した。
 井上氏は福岡市出身。早稲田大政治経済学部卒。同市内の学習塾勤務を経て2018年、平戸市に移住し起業した。学生時代に知り合った党所属国会議員の誘いを受け、次期衆院選の新3区候補の公募に応じ、その後に実施が決まった現3区補選にも挑むことにしたという。
 会見では、都会との教育格差や国境離島の人口減少に問題意識を強く持っていると説明。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で谷川弥一氏が議員辞職したことに伴う補選であることを踏まえ「(国民の)政治不信が極まっている。一地区の選挙だが、日本の政治の行く末を大きく決める選挙になる」と意義を話した。
 次期衆院選は小選挙区定数「10増10減」に伴う区割り変更で県内定数が4から3に減る。井上氏は1月28日付で、新3区公認候補となる支部長に就いた。

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