「そのまま食べちゃだめなの!?」大福を食べると「子どもじゃないんだから」友人が呆れ顔!なんで!?

知っているようで知らない食べ方のマナー。皆さんは和菓子の食べ方を知っていますか? 今回は知人から聞いた、大福の食べ方を知らず、恥をかいたエピソードをご紹介します。

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大福ってどうやって食べるの?

A子は友達のB美と一緒に知人宅に訪問したとき、お茶菓子として大福を出されました。
生和菓子は黒文字(和菓子を食べる楊枝)で切って食べるのがマナーですが、大福には添えられていませんでした。一口では食べきれない大きさで、どうやって食べたらいいのかわからなかったA子。
隣にいたB美に「どうすればいいの?」とこっそりと食べ方のマナーを尋ねました。

大福は手で食べてOK

B美は、「大福は手に持って食べて大丈夫」と教えてくれました。
モチモチとのびる大福は黒文字では簡単に切ることはできません。そのため、手で食べてよいとされています。
「いつも通りに食べていいんだ!」と安心したA子は、大福にかぶりつきました。

勢いよく食べて失敗!

A子が勢いよくかぶりつくと、パサーッと大福の粉が散らかってしまいました。A子は慌てて手をお皿代わりにして粉を受け止めましたが、すでに手遅れ。
大福には粉がたっぷりとかかっていたため、口の周りも両手も真っ白に。洋服にもかかってしまいました。

その様子を見たB美は、「子どもじゃないんだから」と呆れ顔。
A子がB美を見ると、彼女は食べる前に大福の粉をササっと落とし、一口サイズに割ってきれいに食べていたのです。
2人は同じように手で食べていますが、食べ方の美しさには歴然とした差がありました。

大福の食べ方の正解は?

粉がポロポロと落ちる大福は、B美のように粉を軽く払うと粉落ちを防ぐことができます。
一口サイズに割ると上品に見えますが、割るのが難しいときは、そのまま食べても問題ないそうです。
また、落ちる粉を手皿で受け止めるのは、NGマナー。
和食では小さなお皿は手に持ってもいいとされています。大福が入っていたお皿を口元に持ち上げて、粉を受け止めて食べるのがOKマナーです。

食べ方のマナーを知らなかったA子は赤っ恥をかいてしまいました。
大福は難易度高めですが、訪問先でのマナー違反は受けるダメージが大きいもの。大人なら正しいマナーを覚えておきたいですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子

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