珠洲市の仮設住宅、入居スタート 地震被災の40世帯が予定

石川県珠洲市の応急仮設住宅を確認した入居者の女性ら=9日午前

 石川県珠洲市で9日、能登半島地震の被災者向けに建設された応急仮設住宅40戸への入居が始まった。40世帯102人が入る予定。県内での仮設住宅入居は、輪島市に続いて2例目になる。曇り空で冷え込む中、入居者は車から布団や衣類などを運び込んでいた。

 仮設住宅は、市立正院小学校のグラウンドに建てられた。2DK32戸、4LDK8戸で、キッチンや風呂、トイレ、テレビが備え付けられている。断水が続いているため、上水の受水槽と、下水の浄化槽も設置した。

 9日午前、水道が利用できるようになり、入居者らはそれぞれの住宅に荷物を運び入れた。

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