群馬県庁前で鬼ごっこ、新手法の野菜ジュースに知事が「イイね」札で評価 ネツゲン3周年で会員が新企画PR

山本知事(右)の講評を聞くネツゲンオブザイヤーに選ばれた会員

 群馬県庁32階の官民共創スペース「ネツゲン」開設3周年を記念した感謝祭が8日夜、同所で開かれ、月額会員16組が山本一太知事に新しいイベントや事業を1分間でアピールした。山本知事は「超イイね」「イイね」の札で企画を評価し、「ぜひやりましょう」など前向きに答えた。

 新しい企画や事業を生み出すとともに、会員の交流を深めようと開いた。参加者は県庁前広場で鬼ごっこをするイベントや、県産オリーブ製品をPRするために交流サイト(SNS)への知事の参加を要請。超高圧殺菌という新手法で野菜ジュースを作る事業を披露するなど、自由な発想の企画をアピールした。

 ネツゲンから生まれた連携や事業から優れた取り組みを表彰する「ネツゲン・オブ・ザ・イヤー」も開催。コラボ部門でジャングルデリバリーの三田英彦さん、コミュニティ部門でザスパ、イベント部門でラングリーの白川裕登さんがそれぞれ選ばれた。その中から知事特別賞にザスパが選出された。

 ネツゲンは多分野の人材が集まり、さまざまな課題解決を目指す場所として2020年12月に整備された。コワーキングスペースや打ち合わせができる個室などが備わっている。会費を払う月額会員は181法人・個人となっている。

© 株式会社上毛新聞社