防衛相、米オスプレイ調査を継続 運用再開の事前調整「来てない」

 木原稔防衛相は9日の閣議後記者会見で、鹿児島県・屋久島沖で昨年11月に起きた米空軍CV22オスプレイ墜落事故に関し「米側の調査や分析作業は現在も継続しており、これまでに米側から日本国内での運用再開について事前調整は来ていない」と明らかにした。

 木原氏は1月23日の会見で、米国防長官が関係部署に対し、日本政府との事前調整なしに日本国内のオスプレイを運用しないよう指示を出したと説明。AP通信は今月6日、米国防総省が屋久島沖の事故を引き起こした機器故障を特定したと報じた。

 木原氏は、陸上自衛隊オスプレイの再開について「具体的な時期を含め、予断を持って答えるのは困難だ」と述べた。

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