ドジャースとフィリーズがジャンセンの移籍先候補に 米記者報道

レッドソックスはクローザーのケンリー・ジャンセンに関して、他球団からのトレードのオファーを受け付けていることが報じられている。今週はじめ、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が伝えていたが、日本時間2月9日には「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者も同様の内容を報じた。具体的にどのチームがレッドソックスとのトレード交渉を行っているかは不明だが、モロシ記者は「注目すべき2つのチーム」としてドジャースとフィリーズの名前を挙げている。

現在36歳のジャンセンはメジャー生活14シーズンのうち、最初の12シーズンをドジャースの一員として過ごしている。モロシ記者によると、多くの関係者が「ドジャース復帰の可能性はある」と考えているようだ。ジャンセンはドジャースで過ごした12シーズンで701試合に登板し、350セーブ、防御率2.37、WHIP0.93をマーク。2022年はブレーブスに移って自身2度目となる最多セーブのタイトルを獲得し、昨季はレッドソックスで5年ぶり4度目となるオールスター・ゲーム選出を果たした。

ドジャースは現時点でセットアッパーのブルスダー・グラテロルとクローザーのエバン・フィリップスが「勝利の方程式」を担い、ライアン・ブレイジャーやジョー・ケリーがこの2人につなぐ役割を担当するが、さらなるブルペン補強に動く可能性が取り沙汰されている。FA市場にはめぼしいリリーフ投手が残っていないため、トレードでジャンセンを呼び戻すことを検討する可能性はありそうだ。

大型補強を展開したドジャースとは対照的に、フィリーズは先発2本柱の一角であるアーロン・ノラと再契約を結んだのを除くと、比較的静かなオフシーズンを過ごしている。昨季チーム最多の23セーブを挙げたクレイグ・キンブレルが抜けた穴を埋めるための補強は行っておらず、現時点では昨季10セーブのホセ・アルバラードがクローザーの最有力候補。実績のあるクローザーが必要であると判断すれば、ジャンセンの獲得に乗り出す可能性もある。

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