「2024年問題」で人手不足懸念…トラック業界の人材確保へ 運送会社が合同説明会 福島

いわゆる「2024年問題」で、今年4月からトラックドライバーの時間外労働が規制され、人手不足などが懸念される中、運送や整備関係への就職を希望している人などを対象とした企業説明会が開かれました。

ハローワーク郡山と郡山トラックセンター事業協同組合は8日、トラック業界の人材を確保するため、福島県内6つの運送会社を集めて企業説明会を開きました。説明会には就職希望者22人が参加し、運送会社のそれぞれの個別ブースで仕事内容や労働条件などについて相談していました。

運送業界では今年4月からドライバーの時間外労働が年間960時間を上限に規制されるいわゆる「2024年問題」で、人手不足になることが懸念されています。

郡山トラックセンター事業協同組合・本田宏専務理事「集まった人はドライバーの人が多いと思うが、他の職種の人にも声がけして、ドライバーの採用に結び付けるような形で活動をしていく」

さらに、1日に運べる荷物の量が減ることで、運送業者の売り上げ減少やドライバーの収入減・離職なども懸念されています。

私たちの生活にも大きな影響を与える可能性がある「2024年問題」。ハローワーク郡山では、今後も運送業界の説明会を年に3回ほど開催する方向で調整しています。

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