モンゴメリーは今後1週間以内に契約か 最有力候補はレンジャーズ

今オフはFA市場の動きが遅く、まだ多くの有力選手が市場に残っている。しかし、スプリング・トレーニングの開始が迫るなか、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者と「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者は、今後1週間でFA市場にいくつかの動きがあると考えているようだ。フェインサンド記者は「来週までに契約する可能性が最も高いのはジョーダン・モンゴメリーだろう」とコメント。モロシ記者は「来週木曜日(=日本時間2月16日)までに決まると思う」と1週間以内の決着を予想した。

ヤンキース時代は堅実な先発4~5番手といったイメージが強かったモンゴメリーだが、2022年のトレード・デッドラインでカージナルスへ移籍したあとは頼れる先発投手に成長。昨季はカージナルスとレンジャーズで合計32試合に登板して自己最多の188回2/3を投げ、10勝11敗、防御率3.20、166奪三振をマークした。ポストシーズンでも6試合(うち5先発)で3勝1敗、防御率2.90と好投。レンジャーズの球団初のワールドシリーズ制覇に大きく貢献し、FA市場では大物投手の1人として扱われるようになった。

モロシ記者は「来週木曜日(=日本時間2月16日)までに決まると思う。各球団のバッテリー組(投手と捕手)のキャンプがスタートするからだ」と予想。モンゴメリーはレンジャーズとの再契約を希望していることが報じられており、フェインサンド記者とモロシ記者はともに「最も可能性が高いのはレンジャーズとの再契約だろう」と考えている。

レンジャーズはマックス・シャーザーがヘルニア手術で長期離脱することになったため、先発投手が1人不足している。ネイサン・イオバルディ、ジョン・グレイ、アンドリュー・ヒーニー、デーン・ダニングにモンゴメリーを加えれば、5人で安定感のある先発ローテーションを組めるようになる。ただし、シーズン途中にはタイラー・マーリー、シャーザー、ジェイコブ・デグロムが次々に故障から復帰してくる予定のため、先発投手が人員過多になってしまう恐れも。果たして、昨季王者は記者たちの予想通りにモンゴメリーとの再契約に動くのだろうか。

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