使い古した針を柔らかい物に刺して感謝の気持ちを示す「針供養」が8日、群馬県桐生市の群馬和裁専門学院（岡田成雄理事長）で行われた。教室に祭壇を設け、生徒らが針を豆腐に刺して祈りを捧げた＝写真。
針供養は江戸時代に服飾文化の発達とともに盛んになったとされる行事。例年の会場は桐生織物の発祥の地とされ、針塚がある市内の白滝神社だが、今年は雪の影響で変更した。
和裁士養成科3年の二渡汐那さん（21）は「1年間使った針に感謝し、今年もけがなく技術が上達するよう願った」と話した。
使い古した針に感謝の「針供養」 群馬和裁専門学院（桐生市）
- Published
- 2024/02/09 11:30 (JST)
- Updated
- 2024/02/12 11:31 (JST)
