シトロエンが新型キャンピングカー「ホリデーズ」を発表。驚きの装備満載で日本導入にも期待!?

シトロエンは2024年1月31日(本国時間)、ドイツ・シュツットガルトで開催された国際展示会において、新しいキャンピングカー「ホリデーズ」を発表した。

シトロエン「スペースツアラー」をベースにキャンピングカーに改造

欧州では「Van Life(バンライフ)」が社会現象になっており、キャンピングカー需要が高まっているという。

今回発表された「ホリデーズ」は、シトロエンのバン「スペースツアラー」をベースに改造を施したキャンピングカーだ。

最大4つの就寝スペースを確保したほか、キッチン、ポップアップ、回転式フロントシートなどを備えており、快適な旅行体験を可能にしてくれるという。

また、最新世代の運転支援技術を搭載しており、安心でゆったりしたドライブを提供してくれる。

決して広いとは言えないかもしれないが、最大4人の就寝スペースを確保。
フロントシートは回転式で、リビングシートとしての機能も持つ。

このキャンピングカーは、シトロエンと大手のバンコンバーターである「ブラビアモービル社」と提携して実現した。シトロエンの哲学である「移動の自由」「車内での幸福」を実現するべく忠実に開発が行われたという。

ホリデーズはポップアップルーフを採用している。この2階部分は立った状態でも十分な頭上空間を確保しており、幅1.2m、長さ1.95mの最大2人が寝られるスペースを持つ。

また、車両後方には2人掛けのスライディングベンチを備えるが、これは幅1.15m、長さ1.9mの2人用就寝スペースに変えることが可能だ。

さらにこのベンチは取り外しが可能で、車外で使うことができるほか、この状態では車内を広く使うことができる。

車内に2階部分を作り出すポップアップルーフを装備。
ポップアップルーフが作り出す空間は、子供たちの遊び場となること間違いなし。

車内だけでなく車外でも使えるキッチンに注目

注目すべきはキッチンだ。キッチンにはステンレス製のシンクと2つのガスコンロ、16Lの冷蔵庫、格納式テーブルを備えている。回転する全席のおかげで、4人で食事を楽しむことができる。

車内で4人が座って食事を取ることが可能。

また、スライドドアと取り外し可能なキッチンユニットによって、野外での調理や食事も可能で、幅広いキャンピングカーライフをエンジョイできる。

ホリデーズは95Ah(12V)のバッテリーを備えており、冷蔵庫だけでなく、居住エリアにあるUSB-Aソケットにもに電力を供給することができる。また、屋根に設置されたソーラーパネルから充電することが可能なので、環境にも配慮されているのが嬉しい。

天気が良ければ、スライドドアを開けて車外に向かってキッチンを展開することも可能。

ホリデーズのボディサイズは、全長4980×全幅1920×全高1990mm。日本では大型バンに属するサイズ感だが、欧州ではこれでも標準的な大きさのようだ。

パワートレーンは、エンジンが2LブルーHDiディーゼルターボエンジンを搭載し、180psを発生。これに8速AT(EAT8)が組み合わされ、燃費効率に優れ、かつスムーズな運転が可能だ。

シトロエン ホリデーズは欧州で2024年に発売され、納車は同年夏頃になる予定。日本への導入は現時点で未定だが、期待したいところだ。

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