ロシア、年内利下げの方針 時期はインフレ動向次第=中銀副総裁

[モスクワ 8日 ロイター] - ロシア中央銀行のザボトキン副総裁は8日、年内に政策金利を現在の16%から引き下げる方針だが、そのタイミングはインフレ率とインフレ期待に左右されると述べた。

2月16日に開かれる今年最初の政策決定会合では金利が据え置かれると予想されているが、7日に公表されたデータで週間消費者物価が2週続けて0.16%上昇しており、政策担当者らに再考を促す可能性があるとみられている。

ザボトキン氏はティンコフ・プライベート・トークスとのインタビューで「金利は年内に現在の16%から引き下げられる。ただ引き下げの正確な時期はインフレやインフレ期待、信用拡大、マネーサプライ、総需要の状況に左右される」と述べた。

今年の平均金利は12.5─14.5%と予想。「今後の物価上昇に対する国民と企業の懸念が徐々に遠のいていると確信する必要がある。これは理事会が金融緩和に踏み切る判断をする上で必須の条件だ」と語った。

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