ドイツ代表のナーゲルスマン監督が将来を語る「現状では『ノー』と言う」、ユーロ後に退任の可能性も

昨年9月からドイツ代表で指揮を執るナーゲルスマン監督[写真:Getty Images]

ドイツ代表を率いるユリアン・ナーゲルスマン監督が、自身の去就について言及した。ドイツ『Sport1』が伝えた。

8日、欧州サッカー連盟(UEFA)は、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25の組み合わせ抽選会を実施した。

4度目となるネーションズリーグには54カ国が参加。リーグAに属するドイツは、オランダ、ハンガリー、ボスニア・ヘルツェゴビアとグループA3にはいることとなった。

グループA2ではイタリア、ベルギー、フランス、イスラエルという強豪揃いのグループが出来上がるなどした中で、組み合わせが決まったナーゲルスマン監督は自身が指揮するかどうかはわからないとコメントした。

「それについてはまだ考えていない。私の契約はユーロ後に切れることになっている。だから、現状では『ノー』だと言うだろう」

2023年9月、日本代表とのホームゲームに敗れたドイツは、ハンジ・フリック監督を即時解任。ナーゲルスマン監督を招へいした。

ドイツは2024年のユーロ開催地であり、現在の契約はユーロ終了後まで。その後にスタートするUNLの組み合わせが決まったわけだが、自分は監督の座にいない可能性があるとした。

「最初から言っていたが、現時点ではユーロだけにフォーカスしている。その後、私がまだ監督を務めているかどうかがわかるはずだ」

「もしそうであれば、我々は非常に良い準備をし、それを最大限に活用して、ネーションズリーグで勝つように努めることになる」

2014年のブラジル・ワールドカップで優勝したものの、2018年のロシア、2022年のカタールと2大会連続でグループステージ敗退の屈辱を味わっており、ユーロも2021年はベスト16で敗退。自国開催で結果が出なければ、満了で退任することは間違いないだろう。

また、リバプールで指揮を執り成功を収めたユルゲン・クロップ監督が今シーズン限りで退任することが決定おり、フリーになることで、後任としても考えられている。

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