逮捕女性、下着着用できず 大阪府警「不親切な対応」

 大阪府警豊中署に逮捕された60代女性が一時、胸を覆う下着を着用できないまま留置場に収容されていたことが9日、府警への取材で分かった。府警はシャツとブラジャーが一体のTシャツ型の「ブラトップ」着用を認めているが、女性に説明しておらず「不親切な対応だった」としている。説明を徹底する対策を講じたという。

 府警によると女性は1月6日、殺人未遂容疑で逮捕。女性用留置場で着用していたスポーツブラを脱ぐよう女性警察官から指示された。同7日に女性の弁護人は着用を求めたが、署は「着用できない」とした。Tシャツ型ブラトップは着用可能との説明はしなかった。

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