74歳運転のタクシーが渋滞列に追突し5人重軽傷、容疑で書類送検

京都府警東山署

 京都市東山区で昨年7月に車6台が絡んだ多重事故で、京都府警東山署が自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、当時タクシーを運転していた無職男性(74)=大阪府枚方市=を書類送検したことが9日、捜査関係者への取材で分かった。書類送検は8日付。

 捜査関係者によると、書類送検容疑は昨年7月14日午後3時50分ごろ、東山区川端通松原上ルで、タクシーを運転中に渋滞の最後尾にいた軽乗用車に追突。計6台が絡む事故を起こし、軽乗用車の伏見区の40代女性が腰の骨を折る重傷など、5人に重軽傷を負わせた疑い。

 捜査関係者の説明では、男性はアクセルとブレーキを踏み間違えた可能性が高く、調べに対して容疑を認めているという。府警は男性が勤務していた事業所を家宅捜索したが、男性に対する人事管理など問題はなかったとしている。

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