鳥取県境港から香港へ 冷蔵・冷凍品の小口混載輸送実験

同じコンテナの中に冷蔵と冷凍の食品を混載し、香港に輸出する実験が始まりました。中国地方では、初の取り組みです。

鳥取県境港市の倉庫で、このほど冷凍のカニや岩ガキなどとともにイチゴやミカンといった果物や日本酒などを同じコンテナに積み込む作業が行われました。

コンテナ内の温度は、マイナス20度に保たれますが、果物や日本酒などについては、必要以上に温度が下がらないよう保冷材や潜熱蓄熱材を入れて梱包しています。

冷蔵と冷凍の食品を混載することでまとまった積荷が必要なコンテナを、小口の生産者や業者でも、利用できるようにというのがこの実験のねらいです。

中国地方整備局 境港湾・空港整備事務所気化器調整課 安藤和也課長「今回のような輸送実験の成果を生産者の方や輸出事業者の方に紹介することで、新たな輸送ルートの発掘に繋がっていければと思います」

水産物や果物、日本酒など、山陰ならではの食品をこれまで以上に海外に輸出することにつながるのか、境港を活用したこの実験の行方が注目されます。

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