先発起用の八村にレブロンとデイビスが寄せる信頼と期待…「上手く連携している」

ロサンゼルス・レイカーズに所属する八村塁は、2月4日(現地時間3日、日付は以下同)のニューヨーク・ニックス戦、6日のシャーロット・ホーネッツ戦と2試合連続でスターティングラインナップに名を連ねた。2日のボストン・セルティックス戦で負傷離脱したジャレッド・バンダービルトに代わる先発として攻守にわたりその存在感を発揮し、レイカーズの連勝に貢献している。

これまで先発起用の多かったトーリアン・プリンスではなく八村を起用したことについて、ヘッドコーチのダービン・ハムはプリンスのベンチ出場による爆発力を期待したことに加えて、サイズのあるメンバーを先発に揃えたかったと説明。プリンスの身長・体重が198.1センチ/98.9キロであることに対し、八村は203.2センチ/104.3キロであり、レブロン・ジェームズ(205.7センチ/113.4キロ)とアンソニー・デイビス(208.3センチ/114.8キロ)に並ぶ2メートル超えの選手として、オフェンス面においてはこれまでのチームになかった新たなオプションをもたらすことが期待されている。

レブロンとデイビスは、新たなスターティングラインナップに起用された八村に信頼と期待を寄せている。現地メディア『Spectrum Sportsnet』のインタビューに対してレブロンは以下のようにコメントした。

「僕達は大きくてリーチも長く、運動能力に長けている。塁は僕達と上手く連携していて、特に彼が速攻に走っているタイミングや早い段階でポストアップしている時にはミスマッチが生まれやすいので、そういった場面では試合の中で塁を探すようにしているよ。塁は上手くやっている」

レブロンのコメントに加えて、デイビスは、レイカーズにつく相手チームのディフェンスを想定しながら、八村に期待されている役割を語った。

「塁は6.8フィート(203.2センチ)あって、ポストプレーができる。彼はリバウンダーとしてもフィニッシャーとしても優れているから、そういった点をもっと試合で出していけるんだ。相手チームの大きな選手はおそらく僕かレブロンをマークしてくるし、ガードのD-Lo(ディアンジェロ・ラッセル)やAR(オースティン・リーブス)にはディフェンスに秀でてサイズもある選手をつけてくるから、塁には比較的小さな選手がマークしてくることになると思うんだ。僕達はそこを有利に使って、塁のポストアップやドライブで攻めていきたいね」

9日のデンバー・ナゲッツ戦でも先発入りを果たした八村。試合開始直後から攻守で躍動し、シーズン折り返しを迎えたレイカーズの起爆剤になることができるか、八村の活躍にこれからも注目が集まる。

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