「被災地に行けない分、ここでできることを」 ステーキやハンバーガーの販売収益を能登へ きょう「肉の日」に沖縄市でイベント

 沖縄県の沖縄市料理飲食業組合(當山康司組合長)は「肉の日」の2月9日、食を通して能登半島地震の被災者を支援しようと同市役所前広場でイベントを開いている。組合員22店舗がキッチンカーなどで肉料理を中心に販売。収益金を被災地に寄付する。正午ごろ、昼食を買い求める多くの地域住民や市職員などでにぎわった。午後7時半まで。

 同組合は現地に炊き出しに行くのは難しいため、今回のイベントを企画。収益金は、被災地で炊き出しをしている石川県飲食業組合へ寄付する。

 会場では雨の中、ステーキやハンバーガーなどの肉料理を買い求める客が列をつくっていた。市役所近くで働く仲栄真盛史さん(41)は「現地に行けない分、ここでできることをしたい。いい取り組みだと思う」と述べ、昼食を購入した。

 當山組合長は多くの来場者を前に「ありがたい。みんなが応援していることを石川県に届けたい」と話した。

 肉料理の他、コーヒーやパンなども販売。募金活動もしている。

キッチンカーでステーキ丼を購入する来場者=9日正午ごろ、沖縄県沖縄市役所前
肉料理などを販売するキッチンカーが並ぶ会場=9日正午ごろ、沖縄県沖縄市役所前

© 株式会社沖縄タイムス社