【速報】「ヒゲダン」がJR西日本・新型やくもの車内チャイムなどに 山陰発バンド「Official髭男dism」の「Pretender」「I LOVE...」

山陰発の4人組バンド「Official髭男dism」の楽曲が、鳥取県米子市にあるJR米子駅の発車メロディと、新型特急やくもの車内チャイムとして起用されることが分かりました。使われるのは、誰もが聞いたことがある、あの人気曲です。

9日、米子市とJR西日本が記者会見を行いました。

そこで、4月6日から、JR米子駅の発車メロディとして、山陰発の4人組バンド「Official髭男dism」の楽曲「Pretender」が起用されることが発表されました。

「Pretender」が流れるのは、やくも、サンライズ出雲、スーパーおき、スーパーまつかぜ、山陰本線と伯備線の普通列車の列車発車時です。

起用のきっかけは何だったのでしょうか。

米子市 伊木隆司 市長
「昨年がいなロードが完成した際に、市民の方から発車メロディについて、米子駅も何かの曲を使うことはないかという質問をいただきました。やはり、米子にゆかりのあるバンドの曲が良いのではないかということで、ヒゲダンさんが思い浮かんだというところです」

「Official髭男dism」のメンバーのうち、ボーカル・ピアノの藤原聡さんと、ドラムスの松浦匡希さんは鳥取県米子市の出身です。

市民から提案を受けた米子市とJRなどが連携し、今回の起用が実現しました。

また、同日、新型特急やくもの車内チャイムとしても「Official髭男dism」の「Pretender」と「I LOVE...」が起用されることも発表されました。

今年4月6日に運行を開始する新型特急やくものうち、上り(出雲市駅ー岡山駅方面)は「Pretender」のサビ部分、下り(岡山駅ー出雲市駅方面)は「I LOVE...」のサビ部分が車内チャイムとして流れるということです。

「Pretender」の選定理由としては、山陰外からの利用客も多い特急やくもでは、岡山行きは、多くの利用客が帰路となることから、情緒的な楽曲の雰囲気が旅情にマッチすると考えたから。

また、「I LOVE...」の選定理由としては、山陰は縁結びにゆかりのある地が多数あり、恋愛を歌い多くの人の胸を打った「I LOVE...」は、旅情にマッチすると考えたからだそう。

そして、「Pretender」はオルゴール調、「I LOVE...」はピアノ調なんですが、これは楽曲やコンセプトに合うのではと、ヒゲダンの事務所側から提案があったということです。

米子市 伊木隆司 市長
「山陰の旅情というものを、ヒゲダンさんの音楽とともに印象深いものにしていただくと、ありがたいと思っています。地元の人に対しては、この米子駅、やくもを利用される際に、ふるさとを感じていただける場面にしていただけたらと思います」

ちなみに、お隣・島根県松江市にあるJR松江駅では、特急やくもなどの発車メロディとして、松江市出身の石原慎也さん率いるスリーピースロックバンド「Saucy Dog」の楽曲「優しさに溢れた世界で」が起用されています。

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