ブラッド・ピット、『レジェンド・オブ・フォール』監督から短気だったと訴え 関係者は注目集めと否定

ブラッド・ピットに『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』監督から短気だったと訴え 関係者は注目集めと否定(C)AFLO

『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』の監督エドワード・ズウィックが、自身の回顧録の中で、主演のブラッド・ピットが撮影中にキレやすかったと記述。これを受け、関係者が監督の談を否定した。

このところ、セレブによる回顧録や自叙伝の発売が相次いでいるが、Peopleによるとこの度、『ラスト サムライ』や『ブラッド・ダイヤモンド』の監督エドワード・ズウィックが回顧録「Hits, Flops, and Other Illusions:My Fortysomething Years in Hollywood(原題)」を2月12日に出版。この中で、『レジェンド・オブ・フォール』の撮影を振り返り、ブラッドのことを「苛立つとすぐにキレた」と綴っているそうだ。

著書の中では、ある午後の撮影中に「スタッフの目の前で、ブラッドに対し、大声で演技指導をした」と記述。「くだらなくてバカみたいな挑発だった」と振り返るが、「ブラッドが俺の方にやってきて、引っ込んでろ!と怒鳴った」という。

「彼を擁護するために書くと、俺は、彼が望むよりももっとエモーショナルに、彼にとっては間違いだと思うことをやらせようとした」「どちらが先に怒鳴り、悪態をついたか、それに先に椅子を投げたのがどっちだったかは分からない。もしかしたら、俺だったかもしれない。だけど顔を上げると、スタッフの姿はなくなっていた」と記述。一通りやりあった後は和解したと綴っているそうだ。

これに対し、同作に詳しい関係者は、監督の話を否定。「キレやすかった」のはブラッドの方ではないとし、「2人の間には意見の相違があった」「だけどブラッドはキレやすくなどなかった」と明かしたそうだ。

別の業界関係者はまた、ズウィックのことを「物悲しい」と言う。「彼は注目欲しさに必死になって、ジュリア・ロバーツやブラッド・ピットなどにまつわるくだらないことを話している。椅子を蹴り、ものを投げるような振る舞いをして、キャストやスタッフを困らせていたのは彼の方だ」と述べたそうだ。

問題の舞台となった『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』は、1994年に公開された作品で、ブラッドのほか、アンソニー・ホプキンズやアイダン・クイン、ジュリア・オーモンド、ヘンリー・トーマスらが出演。モンタナ州で牧場を営むラドロー家の悲劇を描いた。アカデミー賞では3部門でノミネートされ、ジョン・トールが撮影賞を受賞した。

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