レイズとニアンダー編成本部長&キャッシュ監督と長期の契約延長

エリック・ニアンダー編成本部長がフロントオフィスを率い、ケビン・キャッシュ監督がダグアウトで指揮を執るレイズは、フランチャイズ史上で最高の成長を遂げ、球界で最も安定した成功を収めているチームの1つとなった。そして、その核となっているニアンダー編成本部長とキャッシュ監督の2人は、長期にわたってレイズに在籍することが確定した。日本時間2月9日、レイズはニアンダー編成本部長とキャッシュ監督との契約延長を発表。詳細は不明だが、新球場がオープン予定の2028年以降もこの2人がチームを牽引する見込みとなっている。

キャッシュ監督は2014年12月に就任。ニアンダー編成本部長は2016年11月にGM昇格が発表され、2021年9月から肩書を編成本部長に変えている。レイズは2019年から5年連続でポストシーズン進出を達成。その間には球団史上初のシーズン100勝(2021年)や地区連覇(2020~21年)も達成し、2020年には12年ぶり2度目のリーグ優勝を成し遂げた。現在の球界において、最も安定した強さを誇るチームの1つと言っても過言ではないだろう。

ニアンダーは2021年9月に5年契約を結んだため、2026年シーズンまで契約が残っていたが、キャッシュ監督は2018年10月に結んだ6年契約が今季限りで終了。来季の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっていたが、契約満了が近づくなかで、キャッシュ監督との契約延長は急務だった。スチュアート・スターンバーグ・オーナーは「球界に彼ら以上の人材はいないと信じている。これまでに我々がともに成し遂げてきたことは目覚ましく、まだ最高点には達していない」と全幅の信頼を強調し、チームのさらなる成長に期待を寄せた。

昨季のレイズは投手陣を中心に故障者が続出。ワンダー・フランコの戦線離脱という予想外の事態も発生した。しかし、そのなかでリーグ2位の99勝をマーク。ニアンダー編成本部長は「キャッシュがこのチームで成し遂げた最高の仕事だ」と絶賛していた。キャッシュ監督は昨季終了後、ガーディアンズの新監督候補に名前が挙がったことがあったが、「私はこのチームでとてもハッピーなんだ」と移籍の噂を一蹴。2028年に待望の新球場オープンが予定されているレイズは、今後も長きにわたってニアンダー編成本部長&キャッシュ監督の体制で戦っていくことになる。

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